イエラテ不動産スタッフコラム「親の家を相続したけど住まない」――売る?貸す?リノベする?正解は一つじゃない。

スタッフコラム

2025.07.07 NEW

「親の家を相続したけど住まない」――売る?貸す?リノベする?正解は一つじゃない。

 

こんにちは!イエラテ不動産の林です!

親が亡くなった後や施設に入居したタイミングで、
「実家を相続したけれど、自分たちは住む予定がない」という相談が近年増えています。

日本では空き家が全国で800万戸以上とも言われ、社会的にも課題になっている中、
“親の家”をどうするかは、感情と経済の狭間で迷いやすい問題でもあります。

 

■ こんなケース、増えています

  • 都内在住の子世帯が、郊外や地方の実家を相続

  • 古くて住めないが、壊すにもお金がかかる

  • 思い出があり「すぐ売るのは気が引ける」

  • 固定資産税だけ毎年かかっている

  • 相続後、誰も手をつけず「特定空き家」になりそう…

■ 選択肢は主に3つ(+1)

選択肢

メリット

デメリット・注意点

① 売却

維持負担ゼロ/現金化できる

思い出と決別する心理的ハードル

② 賃貸運用

家賃収入で活用できる

修繕や管理の手間/空室リスク

③ セカンド拠点

自分たちの「週末住宅」や「趣味拠点」に

維持費や移動負担あり

④ リノベ再生

家の価値を高めて再販・自住・貸す選択肢に

工事費用と時間がかかる/活用までタイムラグ

 

■ リノベーション活用という選択肢

古い家でも、骨組みや立地に価値があれば再生可能です。
実家リノベは次のような使い方ができます:

  • 子世帯の二世帯住宅化

  • 親の思い出を残したセカンドハウス

  • 地方移住用住宅・民泊・テレワーク拠点

  • 賃貸住宅として再活用(定期借家など)

👉 補助金制度や減税対象になるケースもあり、資産活用として注目されています。

 

■ 判断のための5つのチェックポイント

  1. 築年数と構造(耐震性・劣化)

  2. 立地の将来性(空き家率・交通・生活利便)

  3. 家族の今後の暮らしと資産状況

  4. 感情の整理(売る or 残すことへの納得)

  5. 現金化の必要性(相続税・生活資金)

■ まとめ:「親の家」は感情と経済の分岐点

“親の家”は、単なる不動産ではなく、
家族の記憶や時間が詰まった特別な場所です。

でも、空き家として放置すれば、資産価値の低下や近隣への迷惑につながる可能性もあります。

「売る・貸す・活かす」の選択肢は、どれが正解というより、“どう納得するか”が大切
「どうすればよいか迷っている…」そんな時は、ぜひイエラテ不動産にご相談ください。専門家とも連携しながら、お客様と一緒に最適な活用方法を考えてまいります。

ページの先頭へ