こんにちは!イエラテ不動産の林です!
親が亡くなった後や施設に入居したタイミングで、
「実家を相続したけれど、自分たちは住む予定がない」という相談が近年増えています。
日本では空き家が全国で800万戸以上とも言われ、社会的にも課題になっている中、
“親の家”をどうするかは、感情と経済の狭間で迷いやすい問題でもあります。
■ こんなケース、増えています
- 都内在住の子世帯が、郊外や地方の実家を相続
- 古くて住めないが、壊すにもお金がかかる
- 思い出があり「すぐ売るのは気が引ける」
- 固定資産税だけ毎年かかっている
- 相続後、誰も手をつけず「特定空き家」になりそう…
■ 選択肢は主に3つ(+1)
選択肢 |
メリット |
デメリット・注意点 |
① 売却 |
維持負担ゼロ/現金化できる |
思い出と決別する心理的ハードル |
② 賃貸運用 |
家賃収入で活用できる |
修繕や管理の手間/空室リスク |
③ セカンド拠点 |
自分たちの「週末住宅」や「趣味拠点」に |
維持費や移動負担あり |
④ リノベ再生 |
家の価値を高めて再販・自住・貸す選択肢に |
工事費用と時間がかかる/活用までタイムラグ |
■ リノベーション活用という選択肢
古い家でも、骨組みや立地に価値があれば再生可能です。
実家リノベは次のような使い方ができます:
- 子世帯の二世帯住宅化
- 親の思い出を残したセカンドハウス
- 地方移住用住宅・民泊・テレワーク拠点
- 賃貸住宅として再活用(定期借家など)
👉 補助金制度や減税対象になるケースもあり、資産活用として注目されています。
■ 判断のための5つのチェックポイント
- 築年数と構造(耐震性・劣化)
- 立地の将来性(空き家率・交通・生活利便)
- 家族の今後の暮らしと資産状況
- 感情の整理(売る or 残すことへの納得)
- 現金化の必要性(相続税・生活資金)
■ まとめ:「親の家」は感情と経済の分岐点
“親の家”は、単なる不動産ではなく、
家族の記憶や時間が詰まった特別な場所です。
でも、空き家として放置すれば、資産価値の低下や近隣への迷惑につながる可能性もあります。
「売る・貸す・活かす」の選択肢は、どれが正解というより、“どう納得するか”が大切。
「どうすればよいか迷っている…」そんな時は、ぜひイエラテ不動産にご相談ください。専門家とも連携しながら、お客様と一緒に最適な活用方法を考えてまいります。