イエラテ不動産スタッフコラムその物件、リノベーションできないかもしれませんーー購入前に確認すべき5つのポイント

スタッフコラム

2025.07.07 NEW

その物件、リノベーションできないかもしれませんーー購入前に確認すべき5つのポイント

こんにちは!イエラテ不動産の林です!

「リノベーション前提で中古物件を購入したのに、やりたいことができなかった…」

これは実際にあるよくある“後悔パターン”です。
中古住宅は“自由に変えられる”と思われがちですが、すべての物件がリノベ向きとは限りません。

今回は、中古物件を選ぶ段階で「これだけは確認してほしい」5つのチェックポイントを解説します。 

 

✅ 購入前に確認すべき5つのポイント

 

①【構造】「壊せる壁」と「壊せない壁」

特にマンションの場合、構造によって間取り変更の自由度が違います。

  • ラーメン構造:柱と梁で支えており、壁の多くは撤去可能

  • 壁式構造:壁で支える構造。間取り変更が大きく制限されます

👉 現地での内見ではわからないため、図面(平面・構造)で確認が必須

 

②【配管】水回りの移動ができない場合も

リノベでは「キッチンを対面にしたい」「浴室の位置を変えたい」といった希望が多いですが、
排水経路が変えられないと、移動は困難または費用が高額になります。

  • マンションの床下高さがポイント(配管の勾配がとれないと不可)

  • 共用部と専有部の配管分岐にも注意が必要

③【管理規約】「やりたい工事」ができないことも

特にマンションは、管理規約によって工事に制限がかかるケースがあります。

  • 床材変更 → **遮音等級の制限(L-45等)あり

  • 水回り移動 → 禁止・届け出必須の場合あり

  • ペットの飼育やバルコニーの改修 → 原則不可

👉 「契約前に管理規約を確認」または「事前に管理組合へ問い合わせ」が大切。

 

④【築年数・耐震】補助金やローンに影響することも

  • 築年数によっては、住宅ローン控除が使えない

  • 旧耐震基準の建物は、地震保険料が高くなる/売却時に不利

リノベに夢中になりすぎて、法制度や資産性の確認を忘れないよう注意が必要です

 

⑤【修繕履歴・インスペクション】目に見えない劣化があるかも

外壁や配管、屋根など、見た目に現れない劣化もあります。
特に一戸建てでは、構造材・基礎の傷みやシロアリ被害が後から見つかるケースも。

👉 第三者の建物調査(インスペクション)を活用することで、見落としリスクを軽減。

 

🔍 まとめ:「買ってからでは遅い」チェックがある

中古リノベは“自由な家づくり”が魅力ですが、物件選びを間違えると「理想」が実現できない可能性があります。

だからこそ、購入前に専門家と一緒に見る・調べる・確認することが非常に重要です。

イエラテ不動産では「リノベーションを前提にした物件選び」をサポートしております。
物件選びの段階から、工事の可否・コスト感・将来性まで一緒に考えるので、失敗がありません。

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