こんにちは!イエラテ不動産の林です!
「中古物件って、新築より早く住めそうですよね?」
これは中古住宅+リノベーションを検討される方から、非常によく聞かれる質問です。
確かに“建物自体はもうある”中古住宅ですが、購入してすぐに入居できるとは限りません。
とくにリノベーションを前提とする場合、引渡し〜入居まで3〜6ヶ月程度かかるケースもあります。
今回は、中古物件購入からリノベ完成・入居までのリアルな流れと注意点を解説します。
📅 中古購入+リノベの流れ(標準的スケジュール)
フェーズ |
所要期間(目安) |
補足内容 |
① 物件探し・内見・購入契約 |
約1〜1.5ヶ月 |
ローン事前審査なども含む |
② 売買契約〜引渡し |
約1ヶ月 |
決済や登記などを含む |
③ 設計・プランニング |
約1ヶ月(物件確定後) |
間取り変更・仕様打合せなど |
④ リノベ工事 |
約1.5〜2.5ヶ月 |
工事内容により変動あり |
⑤ 入居準備・引越し |
約1週間 |
掃除・家電搬入など |
⏳ 合計目安:約4〜6ヶ月
❓ よくある“誤解”と“現実”
「中古だからすぐ住めるんでしょ?」
👉 × 必ずしもそうではありません。
- リノベを行う場合は施工期間が必要です
- 管理組合への工事申請などもあるため、即入居は難しいケースがほとんど
「リノベは1ヶ月で終わるんですよね?」
👉 × 工事内容によります。
- 間取り変更やフルスケルトンになると2〜3ヶ月必要
- 簡易内装だけなら短縮できるが、設備交換・配管工事などは時間がかかる
🧠 失敗しないための3つのポイント
① 早めに「仮住まい」の想定をしておく
- 特に賃貸から住み替える方は、退去時期と入居時期のズレに注意
- 仮住まいの確保や引越し費用を想定しておくと安心
② 物件探しとリノベ設計を並行で考える
- 「物件買ってから考える」だと時間ロスに
- 設計者・リノベ会社と購入前から相談を始めるのが理想
③ スケジュールを“共有”してくれる会社を選ぶ
- 全体工程を図で見せてくれる会社は安心
- 「●月引渡しなら、●月入居可能」と先を読んだ提案があると◎
🎯 まとめ:中古リノベは“段取り命”
中古+リノベーションは、建て売りや新築マンションにはない魅力があります。
でもその分、スケジュール管理が甘いと「仮住まいが延長」「入居が遅れる」といったトラブルも。
理想の住まいづくりは、「正確な工程管理」と「信頼できるパートナー」があってこそ。
「いつ住めるか?」を最初から明確にし、納得のリノベライフを実現しましょう。